宮崎港振興協会について
設立の趣旨
宮崎港は、九州の港の中でも、海上距離で首都圏に最も近く、背後には40万人の宮崎市を控え、高速道路や空港と直結する南九州の交通の要所で、県内で唯一、定期旅客航路(フェリー)があり、観光都市宮崎の海の玄関口となっております。また、農畜産物を中心に様々な貨物を大都市圏に輸送する一方で石油製品や完成車両、砂利、セメントなどが輸送され、人流・物流両面において市民生活、企業生活を支えております。宮崎港は、細島港、油津港とともに重要港湾として位置づけられ、内貿貨物を中心に港湾取扱貨物量は県内一となっています。
さらに、地震に強い構造に強化された岸壁を備え、大規模地震などの災害時には緊急物資の輸送や避難民の輸送を行なう防災拠点となっています。その他、マリーナや人工ビーチ、公園緑地等も組み入れた、総合的な多機能港湾として整備されており、暮らしに安全・安心をもたらす、宮崎の暮らしに欠くことができない存在となっています。
しかしながら、昨今の燃油価格の高騰による運航費用の増加や、景気の低迷、高速道路の夜間・深夜割引、大口・多頻度割引による旅客・貨物の減少、また、東九州自動車道(北九州~宮崎間)の開通を控え、ヒトとモノの流れが大きく変わることも予想され、宮崎港を取り巻く環境は非常に厳しい状況でございます。
今後も宮崎港が物流や産業振興の拠点としての役割を担っていくためには、港の整備促進や航路充実、海上輸送サービスの向上など官民をあげて戦略的に取り組む必要があります。
そのため、本市発展の基盤である宮崎港と地域経済社会の発展に寄与することを目的に官民一体となった宮崎港振興協会を設立するものです。
事業内容
- 1. 港湾整備の促進及び貿易振興
- 2. 港湾に関する事項の調査研究及び資料の収集、PR活動
- 3. 利用促進に対する支援策の検討
- 4. 客船の誘致及び寄港対応
- 5. 関係諸機関への陳情・要望等
組織
-
- 会長 (1)
- 宮崎市長
-
- 副会長 (3)
-
宮崎商工会議所会頭
宮崎カーフェリー取締役社長
八興運輸顧問
-
- 理事 (7)
-
宮崎県経済農業協同組合連合会代表理事会長
宮崎県港湾漁港建設協会会長
宮崎県漁業協同組合連合会代表理事会長
宮崎配送センター代表取締役
宮崎県トラック協会会長
宮崎市誘致企業連絡協議会会長
宮崎市観光協会会長
-
- 顧問 (5)
-
宮崎市議会議長
九州地方整備局宮崎港湾・空港整備事務所 所長
九州運輸局 宮崎運輸支局長
宮崎県中部港湾事務所 所長
檍地域まちづくり推進委員会 会長
-
- 監事 (2)
-
大和開発(株)代表取締役
センコー(株) 東九州主管支店 宮崎・都城地区担当課長
-
- 会員 (53)
- 53企業・団体(※顧問除く)